記憶の匂い

閉じ切った部屋には懐かしい匂いが蔓延していた。 御年九十二歳になる祖父が入院することになったので、祖父が一人暮らしをしていた家へ片付けに行った。 祖父の足の怪我が化膿していたのが発覚して、手術をする為に病院で診察を受けた