愛の讃歌

全然詳しいわけではないのだけれど、シャンソンを聴くのが好きだ。シャンソンと言っても「愛の讃歌」しか知らないのだけれど。 ”シャンソン”というのはフランスの大衆歌謡曲を指す言葉だ。日本の”J-POP”がフランスではシャンソ

ひみつ

YUKIちゃんの「ひみつ」が何となくずっと頭に流れていた。 火傷したいわ赤い糸手繰り寄せて辿り着いた指先が君じゃなかったとしても 人生で出会う人は予め決まっていて、ひとつひとつ理由や意味があるのだとしたらロマンティックだ

ファントム

春の匂いがした。この匂いの正体は「死」だということは知っている。誰かが生まれたら誰かは死なないといけない。そうではないと整わない。 白い服が着たい。白い花を見たい。桜の淡いピンク色が咲き誇る並木道を自転車で駆けて、在りし

23区とハンドメイドホーム

東京で桜が咲いたらしい。「らしい」というのは実際に咲いたのを見に行ってないからだ。毎年お花見をする約束をしている友達や何かのグループに所属をしていわけではないので(つまりはボッチ)お花見の予定はないけど。だから私には関係

日々とダイナミック自演ズ

今週は仕事がとても長く感じました。体感時間が長すぎた。今は新型コロナウイルスの件で職場(保育園)でも色々対応しないといけないことが増えて、若干疲れています……みんなそうなのだと思うけど。 みんなが在宅ワークが出来るわけで

時間薬と魔法の料理

10代のころ、大人が言う「時間が解決するよ」という慰めが気に入らなかった。その言葉を時間薬とも言いかえると知った時、言い得て妙だと思った。 15歳だった私は初めてのアルバイトをクビになった。 初めてのアルバイト先はチェー

恋が彼等を連れ去った

「この人の詩集、好きなんだよね」 そう言って、彼女は私に一冊の詩集を差し出した。私は彼女が、学校では絶対話さないであろう秘密を許されたのが何だかこそばゆくて、照れながら作者の名前を指で撫でた。 「銀色夏生? 初めて読む」